アクチュアリー正会員に聞くシリーズ、KKTの合格体験記と損保数理の不合格体験記です。
外資系生命保険会社勤務の方からインタビューしてまとめてます。
KKTと損保数理 準会員目指して全力投球
KKTに関しては「落ちたら恥ずかしいよねw」みたいな空気感でしたが、自分にとっては十分に重い試験でした。
確かに努力すればかなり報われる(と感じてしまう)ので、時間さえかければまあ大丈夫でしょう、と思ってました。
まずはテキストを購入して、ひたすら読んで演習を繰り返します。
証券投資論、当時は1冊でしたが今は2冊なんですね、、、。
投資理論に関しては過去問よりもこちらのアナリスト試験対策が有効でした。
経済はテキストだけで済ませましたが、周りは使っている人が多かったように思います。
過去問研究→問題演習→アナリスト試験対策、
この流れを2-3周して、試験に臨みました。
メインが損保数理だったので、正直なところ、あまり時間をかけられずに飛び込んだ感じがあります。
https://nishii-showten.com/business/2018-actuary-exam-advance-life/
実際の試験はどうだったか
見覚えのある問題が多く、また、マークシートに変わった年だったので、正直ねらい目と感じてました。
転換社債の式、一瞬ぎょっとしますが、式変形で対応。
↓オプションの2項ツリー、コレは頻出問題なので手堅くゲット。
最後に出てきた「アメリカンオプション」に面食らいましたが、順序だてて計算して行けばできそうだったので、なんとかクリア。
生保数理のときと同様の感触だったように思います、「手が止まらなかった」のです。
「これは、たぶんいけたぞ」、そんな感触で試験終了。
☆
その後、試験終わってファミレスで先輩と合流。
ビールをちびちびやりながら、2人で答えあわせと解答つくり。
※KKTは以前から最終日に試験で、当時は問題を持ち帰ることができました。
2人で悲鳴を上げながらなんとか解答案を作り、2人とも「65点くらいいくんじゃね??」という結論に。
そのあとは次の日に影響しない程度に飲んだのは言うまでもありませんねw
損保数理不合格体験記
この記事でお伝えしたいのは、むしろこちらです。
損保数理には本当に力を使いました。
KKTは「受かって当然」くらいの勢いで、以前から早く合格したかった損保数理に注力してました。
使ったのは過去問、テキストのほかにコレ↓
当時から受験生の間ではバイブル的な本で、これを読まずしてどうする??という雰囲気でした。
いまは損保数理に関する書籍も増えてますね、良い時代です。
年々増える計算量、数学より難易度が高い分布の計算、このあたりが悩みの種でした。
また、理論計算では、まだ出題されていないところの証明(式変形)もフォローし、計算力もぐっとつけて望みました。
ところが、損保数理の壁は高かったです、、、
実際の問題で一番やられたのはこれ
なんだこれ?
逆ガウス分布、「授業・試験勉強」通じて、人生で初めて見ました。
試験の最中に「何コレ??」状態。
「こりゃあかん」頭がパニックになり、不合格が濃厚になってきましたが、めげずに式変形します。しかし、うまく行かない。
もうこれはダメだと、見切って他の問題の見直しに注力。
そして時間切れ。
やっと見えてきた準会員はまだ遠かった
結果はKKTのみ合格、損保数理はまた来年、、、。
合格発表の次の日から損保モードになり、過去問をまたイチからみなおし、さらに、良い本を見つけました。
アクチュアリー会で日本語約した本の、原著(当然英語)です。
2版が出てたのでそちらを購入。
すると、昨年の試験で苦しめられた逆ガウス分布がしれっと載っているなかなかパワフルな本と判明。。。
これで試験対策することを決意しました。
今では4版まで出てますね、内容的に、損保数理の範囲を超えている部分がかなりあります。
次回、損保数理合格、準会員達成!へ続きます。
https://nishii-showten.com/business/2018-actuary-general-insurance-math/
アクチュアリー1次試験科目別合格体験記
過去の経験を書いてみましたので読んでみてください。
過去の記憶ですが、何かの役に立てると思います。転職にも有利になりますし、頑張りましょう。

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