アクチュアリー正会員の方よりちょっと変わった情報をいただきました。
アクチュアリーを「やめた」転職体験談があったというのです↓
財閥系 大手生命保険相互会社 アクチュアリーを辞めて、
オンラインゲーム制作会社 ゲーム開発プログラマーへ
ですが、なにやら突っ込みどころが満載。
転職情報としては情報量が少ないようなので、より現実的な話をつっこみ入れながら書いてみたものです。
これで転職?本当に?
という思いとともに、
「生保業界の内情が細かく書かれている」
とも感じまして執筆しました。
2分かからず読めると思いますのでご覧ください。
仕事内容・経歴について
>財閥系大手生命保険相互会社
ぜんぜん隠しきれてませんねw
これで良いのかもしれませんが、
だと、2社に絞りきれそう。
>職場では主にプログラムを書く仕事
EV計算用の数理ソフトと日々闘っていた、という感じでしょうか。
出身学科の内容とどこまでリンクしているかわかりませんが、業務的には彼の望み通りのような気がしますね。
彼は新卒採用で入って、2年ほどで転職するようです。
突っ込みその1
経歴の中で、アクチュアリー試験についての内容がまったくコメントされていないんですよ。
アクチュアリー採用であれば、入社後は試験対策に追われて大変だと思うのです、、、
試験に何年も受からず、挫折感から他業種へ転職する例は時々いますが、どーもそうではなさそう・・・?
1次試験、受かるまでほんと大変ですからね。
https://nishii-showten.com/business/2018-actuary-1st-test-rate/
アクチュアリーを辞めた理由
さて、転職体験記ですので、当然「アクチュアリーを辞めた理由」があるはずです。
一番のキモはこれでしょうか;
>「今幸せではないし、このまま働いていても、将来幸せになれない」
なるほど~
うんうん。
激務、とかではなく、、、
幸せになりたいと。
このままじゃあかんと。
まあ若気の至りってところでしょうか?
新卒入社してがっかりという、よくある話ですね。
将来って何年後?
新卒採用23歳くらいで考える「このまま」、、、。
30-40歳くらいの「オジサン」のことを言っているのでしょうか。
すみません、ちょうど今の私がそれにあたります。
なので、親父の小言みたいなこんな記事を書いてます。
これは転職の面接でとても口走れるような内容ではなく、本心をさらけだした、と思って読むと良いのかもしれません。
現職の悪口言いまくる人、内定取れませんよね??
突っ込みその2
アクチュアリー関係ないやんw
>意味のない (ように私からは見える) 業務が多い
大手ならではの悩みがあったようですが、、それってあなたがその意味を理解できてなかっただけでは?
と感じました。
誰が見るのか?意味がない?
仕事のための仕事ってやつでしょう。
それらのつまらない仕事や資料が、保険業法で定められたものだったりするのですよ。
>しがらみ・規則が嫌
規則は会社のルールなので守ってください。
しがらみは仕事のできない人には邪魔ですが、そこもふまえて仕事でしょう?
>毎朝決まった時間にスーツを着て出社する
ええっと、フレックスの会社もありますね。
それくらい内定の時に確かめようよ。
カジュアルエブリデーの大手社もありますよ。
>出勤時間、休憩時間、退勤時間について虚偽の報告をしている人ばかり
労働基準法上、どうなんでしょうね。
仕事好きな人にとっては労働時間のキャッピングは足枷でしかないですしね。
突っ込みその3
サラリーマン論になっちゃってない?
>アクチュアリーという職種は会社内で数が多くない
割合は低いでしょうね。
日本全体で、アクチュアリー正会員は1500人くらいでしょうか。
んで、
>将来の姿が簡単に想像できてしまった
>5-20年後の自分がそこらじゅうに居る
これはこれで悪くないと思うのですが、なんでだろう?
5年後の生保業界なんてどこまで合掌連衡進むかわかりません。
少額短期保険が台頭してきて、大手社は軒並み業績ダウンかもしれませんよ?
それでも?
>判り切ったことをやるのは時間の無駄
事務系の職業は向いてないかもしれませんね。
業務の基本は反復継続だと思いますし、そもそも金融業界があってないように思います。
で、理数系の素養があって、クリエイター職に就くわけでなく、アクチュアリー採用という難関を潜り抜けたわけですよ。
自分で選んだ道を否定してもしょうがないやん。
突っ込みその4
生保業界の理解が不足したまま内定しちゃった感?
>家庭がうまくいっていないのではないか? という人が多い
それは余計なお世話。
各家庭の事情はほっといて、自分の心配しましょうよ。
>家族のATMとなっている人ばかり
うまいこと言いますねw
>私は絶対になりたくないと強く思える人達ばかりが、まわりに居たのです
>「こんなところに20代を捧げたら、人生がゴミになる」
ゴミ的な辛い人生が待っていたかも知れません。
そのキャリアを捨て去ってプー太郎から他業種へ転職したのは天晴れです。
突っ込みその5
自分の人生に集中して生きましょう。
大手社を辞めるということ
ここからはちょっとした親父の小言をつらつらと書いてみようと思います。
会社員であれば、以下のようなメリットを享受できます。
大手社ではさらに手厚い福利厚生が期待できるように思います。
会社員(正社員)のメリット;
・ボーナス/各種手当て/有給/正月休み
・転職でキャリアアップできる
・社会的信用(ローン/審査)
・会社によっては社名だけで飛び道具になる
・なんだかんだ結婚しやすいような気がする
・コレから稼げる会社員はさらに稼ぐようになると思う(←願望)— 旅行ブロガー|丹志井商店 (@nishiishowten) September 19, 2018
生保業務は多岐にわたり、大手でしか経験できないような業務もあると言われます。
その可能性を捨て去ってしまっているのはちょっともったいないですね。
他社に移ることを検討しなかったのか
転職体験談のなか、一番気になった点。
それは、同業他社へ移ることを検討したのかどうか。
生命保険業界では大手社出身の方を欲しがる風潮があり、第2新卒として他社へ入るのは比較的容易だったように思います。
転職理由に「金銭面」がなかったので、給料はそれなりに満足していたのかもしれません。
準会員程度の資格を持っていれば、年収アップも期待できたように思います。
https://nishii-showten.com/business/job-change/
生保業界に戻ることはできるのか
おそらく無理でしょう。
経歴2年で退職、その後フリーを経てベンチャーのプログラマ。
生保業界の経歴が途切れてますので、ちょっと厳しく見られる可能性。
いくら高学歴でも第2新卒として就業していない点。
「アクチュアリーに向いている人」ではなかったのでしょう。
いくら人材が流動的な保険業界でも、ちょっと厳しいように感じます。
2019年現在の転職状況では外資系企業を中心にバックグラウンド/リファレンスチェックが一般的になりつつあります。
こういった言動がSNSでなくてもネットに流れてしまい、個人が特定された場合のリスクなどは十分に考えておく必要がありそうです。
https://nishii-showten.com/business/2019-07-reference-check/
☆
人の人生にとやかく言ってもしょうがないです。
ですが、上記のコメントのうち、確かに自分も
「これって意味あるの??」
と感じたところが若かりし頃にありました。
サラリーマンの業務には無駄があるかもしれませんが、やめるときには立ち止まって考えても良いと思います。
答えはありませんし、ひとそれぞれ。
悔いのない人生を歩みたいものです。

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コメント
実際なってみないとわからんだろ。
なってみて、報酬や自分の気持ちを合わせて考えて割りにあってないからやめたんだろ。実際体験してみないと、説明会とかでわかるわけない
貴重なご意見ありがとうございます。
意地悪なおっさんに見えるから記事消したほうがいいんじゃないの?
貴重なご意見ありがとうございます。
アクチュアリーってこういう、リスク取って挑戦してる奴を小馬鹿にするクズの集まりなの?
だとしたらいくら金払いが良くても辞めて正解だな。
貴重なご意見ありがとうございます。