・リファレンスチェック
・バックグラウンドチェック
などなど呼称は多様ですが、外資系企業へ転職する際、なんと内定だけではダメらしいのです。
ビジネスマンとしてだけでなくさらに突っ込んだ調査がなされるよう。
外資系企業、特に金融機関へ転職検討している方はご一読おすすめします。
リファレンス(バックグラウンド)チェックとはどんな目的なのか
転職の際、面接で職務について問われますが、そこだけでは調査しきれないところを深くチェックします。
・経歴詐称
・素行調査
・賞罰の有無
・反社会的勢力とのかかわり
・破産宣告の有無
・刑罰の有無
などを目的としています。
では具体的にどのようにチェックするのでしょうか?
職務経歴書では読めないところへ
内定受けて、現職に退職報告せずに留まっているケース(つまり転職活動中)を考えて見ます。
現職へのヒアリング
在席確認のほか、
素行調査やパフォーマンスの程度、
いろいろ細かく聞かれるようです。
この辺りの調査内容は基本的に非公開なので、あくまでも傾向としてご認識ください。
・前職へのヒアリング
・前々職へのヒアリング
なども、在席確認とともに行われるようです。
転職活動しながらできること
現職とは軋轢を生まないようにしましょう。
引き継ぎをしっかり実施して、飛ぶ鳥跡を濁さずではありませんが、足枷にならないよう注意深く立ち振る舞うのが賢明です。
あとは前職上司などと連絡とっておくのも良いかもしれません。
人が関わる事ですので、ソフトに進めたいものです。
その他にできること、やるべきこととして、
資格のレベルにより様々ですが、取得年月日は細かく求められるようです。
あとは会員番号でしょうか、これで特定できます。
卒業・修了年月日を正確に把握しましょう。
そして、原本提出を求められる可能性が高いです。
母校に寄るのが厳しければ、予め郵送手続きしておくと良いと思います。
下調べ
現職、前職、前々職などの正確な住所、代表電話番号を下調べ
在籍時の上司名、電話番号、メールアドレスなどもあると良さそうです。
過去の住所一覧
これはリファレンス業者によって温度差があるようです。
過去の住所を全て書いてください、というものがあるようです。
今の住所、
前の住所、
その前の住所、
前の前の住所、
さらに前の住所、
…
産まれた実家
ここで悩ましいのは、
例えば高校・大学から実家を出て、住民票だけは実家にあるケースや、学生時代にすぐに引越したりして住所の履歴が何も残っていないケースなど。
親が転勤族で、ご両親に聞かないと細かくわからないケースなど。
あとは引越しのタイミング。
調査内容としては、各自治体に住所確認をする程度のようなので、
〇〇年●月〜
〇〇県●●市〇丁目●あたり
くらいまで把握できれば大丈夫のようです。
最低でも三世代前くらいの情報(大学入学あたり?)まで揃っていると良いような気がします。
住所確認がけっこうしんどい
住所確認、試しにやってみましたがけっこうしんどいです。
エクセルなどに一覧としてまとめておくと便利ですので、転職活動の合間にでも少し早めに準備進めると良さそうです。
バックグラウンドチェックによって転職のハードルが上がっている可能性
一部の業界では、バックグラウンド/リファレンスチェックはポピュラーだったようですが、最近では外資系企業を中心にかなり広まっているようです。
ひとえに、まともな人材を確保する、ということが難しくなっているのかなと。
リファレンスチェックのタイミングは内定後(サイン後)の事もあり、気を抜けません。
リファレンスチェックで内定取り消しのケースは極めて稀のようですが、例えば、
・経歴詐称
・消費者金融からの多額の借入
など、
借金に関しては、住宅ローンなどで問題になることはありませんが、社会的にどうなのか?
という視点が強くなっているような印象です。
副業もチェックされる可能性が高い
リファレンスチェックでなくても、人事面接を経て、アンケート的に聞かれることは多くなると思います。
副業解禁の流れですが、まだ多くの企業ではオープンに副業を推奨していません(2019年現在の印象)。
現職が副業推奨だとしても、次の転職に足枷なるようではなかなかキャリアを伸ばせない可能性もあり、このあたりは本当に難しいところ。
本人が副業せずに、家族の仕事をサポートしたり、専業主婦をパートor在宅ワークにしてもらうなり、工夫する方が良さそう。
転職先のリファレンスチェックによっては一度副業をストップor廃業or譲渡など、立ち止まって見るのも良さそうです。

まともに生きる人、普通に仕事できる人が評価されるような気がする
リファレンスチェック、かなりめんどくさいですよね。
住所確認とか、本当に発狂しそうになりました。
確認そのものは面倒ですが、経歴などは堂々と書けばよく、反社会的勢力とかかわり無いはずなので、結局は「普通の人」であるコトをキチンと確認しようとすると、こうなってしまうという事のように感じます。
今日からできることは、まっとうに生きて、目の前の仕事をキチンとこなす事。
それが遠回りでも確実なキャリアになるような、ある意味良い時代に来ているのかもしれません。

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