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通過儀礼、意外とたくさんありまよね。
なぜこんなことをするのでしょうか?
とある個人病院の待合室にて面白い漫画を発見。
石ノ森章太郎
『「歯」が語る縄文人の一生』
待合室の漫画。
石ノ森章太郎 pic.twitter.com/84vWQ5XEk9— 丹志井商店|サラリーマンブロガー (@nishii_showten) 2018年4月15日
ちょうど歯医者にかかっている最中で、「歯」というキーワードに敏感になってました。
読んでみてびっくり、中身は「通過儀礼」としての「抜歯」でした。
「通過儀礼」いろいろ
「通過儀礼」にはたとえば、
などなど。
海外だと、
ももともとは大人になるための通過儀礼だったようです。
他にも、
「俺たちのグループに入りたかったら〇〇しろよ」
みたいなのも立派な通過儀礼でしょう。
スマホもパソコンもなく、全ての世界がローカルで閉じている場合では、
こういった通過儀礼を設けることによって、グループの秩序を守ろうとしていたのでしょう。
☆
『「歯」が語る縄文人の一生』より一部紹介
※ちょっと痛そうな描写がありますので閲覧ご注意。
大人の証として
成人式の代わりに抜歯。
んん、歯は大事にしようぜと言いたい、、、。
えげつない風習があったんだなぁ、、 pic.twitter.com/TyGIPkpY4T
— 丹志井商店|サラリーマンブロガー (@nishii_showten) 2018年4月15日
むむむ、これに耐える必要性はどこにあるのだろう?? pic.twitter.com/cbSR95LD0p
— 丹志井商店|サラリーマンブロガー (@nishii_showten) 2018年4月15日
結婚の証として
なんとなんと、結婚するときにも抜歯!
しかも、男女両方です!
大人になるため、
結婚したから、
親族が亡くなったから、
なぜ歯を抜くのか? pic.twitter.com/QNuDmKJTld— 丹志井商店|サラリーマンブロガー (@nishii_showten) 2018年4月15日
人生のイベントが進むと、ことごとく抜歯されるという、なかなかのハードな人生ですねw
遺跡から出てくる遺体を観察すると、特定の集落では抜歯の本数が多かったり少なかったり、特色があるそうです。
結婚して子供をもうけ、その一族が長年住んだところは、抜歯が多く、
抜歯が少ないコミュニティは独身が沢山いたということですね。
この構造、抜歯はさておき独身が多い地方があったり(東京とか)、
現代とも共通するところがありますね。
☆
さて、
「なぜ」こんな通過儀礼をしていたのか?
現代の感覚からすると文字通り時代錯誤ですが、当時は重要な意味を持っていたように思います。
それはおそらく「コミュニティへの服従」ではないのかなと。
人体の中で、唯一再生しない「歯」。
かみ合わせを調整するだけで体調に異変があるような、きわめて重要な臓器です。
それを強制的に「抜く」ことによって、一種の「制裁」を加えていたように考えられます。
制裁を加え、コミュニティメンバーとして認知することの引き換えとして、
抜歯をして一時的に体力を弱めておく。
結婚して幸福になるけれど、やはり制裁を加えて、弱らせておく。
それによって「服従」が促進される、というからくりのように思えます。
☆
現代の感覚からすると、こういった通過儀礼はもはや害悪のように感じますし、
属するコミュニティ自体を選び、取捨選択「し続ける」ような時代に我々は生きているのです。
楽しく生きるために、無用な通過儀礼からは距離を置きたいものですね。


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